国立心理系大学院に在籍するメリット・デメリット

 

こんにちは、Ryotaです。

僕の専門は心理学・教育学です。現在、国立大学大学院に在籍しています。

本記事では、僕が感じる国立大学の大学院で心理学を学ぶメリットやデメリットをお伝えします。

国立大学院在籍のメリット

結論から言うと、国立大学院に在籍するメリットは以下です。

・教授のレベルが高い
・学費が安い
・学派の偏りが少ない

逆にデメリットは以下です。

・立地が悪い
・サービスが行き届いていない

全体的にほとんどメリットしかないと言えると思いますが、一つずつ解説していきましょう。

①教授のレベルが高い

大学院で学ぶ上で大事なこと。それは自分が行いたい研究指導をしてくれる教授がいるかということです。

そのため、通常大学院入試の前には研究室訪問を行います。自分が指導を希望する教授の元に入試前に挨拶に行くのです。

国立大学院の特徴はやはり質の高い教授が在籍していることです。各学会のトップ周辺の人物から授業を受けられるのはメリットが大きいでしょう。

というかこれだけで国立大学院で学ぶ理由になります。

ちなみに学生は見事に二極化しています。トップは相当賢く、下位層は努力はしているけどついていくのが苦しいという感じでしょうか。

大学までは努力でなんとかなる部分も多いですが、大学院は研究機関なので相当研究分野が好きじゃないとしんどいと思います。実際、上位層はその分野を学ぶのが楽しくて仕方ないというような人たちです。

②学費が安い

言うまでもなく国立大学院はとにかく学費が安いです。

年間60万-70万円前後ぐらいです。奨学金貸与を受ける人も無利子の1種が通りやすかったりします。

それくらいの学費で質の高い授業を受講でき、社会的価値の高い学歴や資格も取れますからコスパは相当良いと思います。

③学派の偏りが少ない

これは心理系大学院の場合とても重要なことです。

心理学の業界は長らく学派による対立を行ってきました。特に精神分析学派と認知行動療法学派は未だに不毛な利権争いを繰り広げています。

僕は教育学も専門にしていますが、このような対立は教育業界ではあまり見かけませんから、心理業界特有のものだと思われます。もちろん多少はどこの業界でもありますがちょっと強めです。

心理系資格が臨床心理士と公認心理師の2つに分かれているのもこの影響が一部関係しています。あまり深くは言えませんが・・・。

実際、大学院によっては精神分析しか教えない、認知行動療法しか教えないという学校もあります。僕がある心理系大学院生と話した時に驚いたのですが、その方は精神分析以外大学院で学んだことがないと言っていました。

現在、心理療法は400以上存在すると言われていますが、その全てに精通することができなくてもある程度幅を持って学んでおくことはクライエントのために重要なことです。

単一の学派にこだわって特定の心理療法を全てに適用しようとするのは明らかにナンセンスです。それどころか適切な心理療法を受けられないクライエントを生み出すことになり社会に害を及ぼします。

国立大学院では主要学派を各分野のプロフェッショナルから学べるので、広く専門的に各学派の心理療法を学ぶことができます。これは心理職になり、心理学を専門にして働いていきたいという方にとっては相当なメリットになります。

国立大学院在籍のデメリット

さて、ここまでメリットをお伝えしてきましたが、一応デメリットについても書いておきます。

まず第一に立地が悪いことが多いです。国立大学院は(おそらく土地が安いから)田舎にあることが多いです。険しい山の中や農村のような場所など「なんでこんな場所にあるんだ?」というようなことが多いです。

最寄りの駅が徒歩1時間なんてこともあります。なので車やバイクがない人には厳しい生活になります。逆にいうと勉強だけに集中できる環境なんですけどね・・・。

第二に私学に比べて細かいサービスが行き届いていません。私学出身の方は衝撃を受けるかもしれません。

たとえば合格証は藁半紙一枚ですし、学生寮も「大丈夫これ?」と思うような建物だったりします。

ただ、あくまで学業外の細かい点についてという話であり、勉強関連については私学より充実していることが多いです。図書館やPC、インターネット環境など学業関連のサービスはしっかりしていますから安心してください。

 

というわけで、今回は以上です。

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