メンタリズムやメンタルマジックで数字を当てる方法は色々あります。数字を使ったマジックはネットで検索するといくつも見つかります。
たとえば、以下のような方法があります。
①頭の中で2-9の中でひとつ数字を選んでもらいます。
②次にその数字に9をかけてもらい、
③その後、1の位と10の位を足してもらいます。
④メンタリストは「あなたが思い浮かべた数字は9ですね」と言えば当たります。
Ex.
①5←選択した数字
②5×9=45
③4(一の位)+5(10の位)=9
→何の数字が選ばれても大丈夫です。
このような数字当ては、マジックであり明確な種が存在します。
最初に言った通り調べればいくらでも出てきます。
この記事を読まれている方は「マジックはいいんだよ、心理術を使って数字当てをやりたい!」と考えているのではないでしょうか?
そこで、本記事ではマジックではなく、メンタリズムとしての数字当ての技術を解説します。
マジックは100%当てることができますが、メンタリズムは100%ではありません。体感的には70%程度です。
簡易数字当て
①1-5の中で1つ数字を選んでください。
②あなたが選んだ数字は3ですね?
これだけで60%〜70%程度当てることができます。
単純に人間は端の数字よりも真ん中の数字を選びやすいからです。また、人間は相手に言われた数字を選びにくいので「1」「5」は基本選ばれません。
コツは考える隙を与えず早く答えてもらうことです。
考えてそうなら「直感で答えてください」と言いましょう。
ぜひやってみてください。
マルチプリシティ
マルチプリシティはプロが使う本格的なメンタリズムです。少し複雑なので何度か読み返してくださいね。
①メンタリストは、4枚のカードから一枚選んでメモで書いておきます(相手に数字は見せない)。
Ex. 1・2・3・4から「1」を選んでおく
②4つのカードを並べ、相手に2つ選択してもらいます(この時、両手でそれぞれのカードを上から押さえるように選んでもらいます)。
Ex. 1・3
③メンタリストが選んだカードが、相手が両手で押さえたカードに含まれているなら押さえなかったカードを取り除きます。逆にメンタリストが選んだカードが、相手が両手で押さえたカードに含まれていなければ「今見えているカードは○と○ですね」と言って押さえているカードを取り除きます。
④残った2枚の内、1枚を選んでもらいます。この時、メンタリストが選んだカードと相手が選んだカードが同じなら最初のメモを見せます。メンタリストが選んだカードと相手が選んだカードが違う場合、「本当にこれで良いですか?」と尋ねます。それでも相手が変えない場合、「最後にこの場に残っているカードは○ですね?」と言い、メモを見せます。
メンタリズムの数字当てを上手く行うためには、場数を踏むことが大切です。簡単ではありませんが、できるようになれば相手をかなり驚かせることができます。
この分野のオススメ本は↓です。英語です。
というわけで、今回は以上です。