ストレスを溜めない3つの思考法【必ず押さえておきたい】

現代社会はとにかくストレスが多く、誰もが精神疾患や自殺のリスクを抱える時代となりました。

最近では芸能人の自殺が話題になりましたし、国内の自殺者が非常に多いことが発表され話題になりました。

このような時代において大切なのは、精神疾患に対する予防です。
精神疾患のリスクを高めるのはストレスです。

そのため、ストレスをマネジメントするスキルを各々が身につけておくことが大切です。
今回はストレスマネジメントのための強力な思考を3つ厳選してお伝えします。

結論から言うと、次の3つです。

①期待しない
②グレーを受け入れる
③比較しない

それぞれ説明していきましょう。

①期待しない

まず、必ず押さえておいてほしいことは、ストレスは期待と現実のズレによって生じるということです。
この原則さえ押さえておけばストレスを大幅に減らすことができます。

「期待と現実のズレ」とはどういうことなのか具体例を挙げましょう。

たとえば、あなたが新入社員で、「上司とは新入社員の面倒をよく見るもの」という期待を抱いて入社したとしましょう。

しかし、現実の上司は「人に頼るな。自分で考えろ!」と言うのが口癖。面倒なんて毛ほども見てくれません。

このような状況では人は強いストレスを感じます。なぜか?先ほどお伝えしたとおり、期待(上司は面倒を見てくれるはず)と現実(上司は面倒を見てくれない)の間にずれがあるからです。

これが「期待と現実のズレ」の意味です。この差でストレスが生じます。

対処法はシンプルで相手に期待しないことです。つまり、この場合は「上司は面倒を見ないもの」と考えておくことです。そうすればいざ全然面倒を見てくれなくても「予想通り」なのでストレスを感じません。

すぐ怒ると予想できる人がすぐ怒っても私たちは「やっぱり」と思うだけですね。
大きなストレスは感じません。

普段怒らない人が突然怒ったら怖くなりますよね?
これは予想外(期待の外)のことだからです。原理はこれと一緒です。

②グレーを受け入れる

グレーを受け入れるとは結論をいうと、白黒はっきりつけず、「まぁ、ええやん」と思える力です。

世の中のほとんどのことは白黒つかないグレーなものです。たとえば、路上喫煙をするおじさんは社会的に悪ですから注意するのは正しいことでしょう。

しかし、警察でもない人が正しいからといって、全ての路上喫煙のおじさんを探し出して毎日注意していたらいくら時間があっても足りないでしょう。

対象は違えど、真面目で正義感の強い人はこのようなことをしてしまっているのです。
だから、疲れるのです。

そういう人は自分の中に「こうあるべきだ」という考えがあるのです。

この時、「まぁ、そういうおっちゃんもおるわな」と思える人はグレーを受け入れられる人です。

もちろん路上喫煙は迷惑行為なので、しっかり注意することは社会的に正しいことです。
あくまでわかりやすくするための例ですのであしからず。

白黒つけず「グレーでええやん」と思える力、これを日々養っていくとストレスを溜めずに済みます。

③比較しない

「比較するな」とは一般にもよく言われることですが、僕が言う「比較するな」は少し違います。

正確には「他人と比較するな、比較するなら自分と比較しろ」です。

ストレスを抱えやすい人はとにかく他人と比較しがちです。
比較対象は基本的に自分より優れている人ですから、すごい人とダメな自分を比較して落ち込んでしまうのです。

しかし、他人には他人の良さが、自分には自分の良さがあります。育った環境なども影響するでしょう。
なので、他人と比較しても意味がありません。

けれども人間はとかく比較したい生き物です。「比較するな」と言われても「わかっちゃいるけど…」です。

そこで、僕が提案するのは比較してもいいけれども、それは過去の自分との比較にしましょうということです。
人間は成長する生き物ですから、過去の自分と比べると必ず以前の自分より成長している点が見えてきます。

つまり、自分との比較は、最初から現状の自分が勝ちやすい条件が整っているのです。
なので、比較したとしてもストレスを感じにくいのです。

もう一度言いますが、他者と比較しても負けます。
普通、自分よりすごい人とダメな自分を比較するからです。これでは勝ち目がなく落ち込むだけです。

比較するなら自分自身と比較しましょう。

 

以上、ストレスを溜めない3つの考え方でした。

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