コールドリーディングとは相手の心を読んだようにみせかける話術です。
実際には、全然読めていないんだけど、まるで「あなたのことは全てお見通しですよ」といわんばかりに相手のことを言い当ててしまいます。
主に占い師や詐欺師が使う技術で、2000年以上前から存在していたと言われています。
本記事ではそんなコールドリーディングの訓練のコツを3つお伝えします。
コールドリーディング習得の難易度
コールドリーディングは2000年以上の歴史を持つほど強力な技術です。
習得すれば相手の心を言い当てることはもちろん、相手のことを意のままに操ることも可能です。
そのため、コールドリーディングに魅了される占い師やメンタリストは後を断ちません。
このようにコールドリーディングは魅力的なテクニックであり、習得すれば巷に溢れる「相手の心を操る〇〇テクニック」みたいなことが具現化できてしまうテクニックです。(実際、そういった本に記載されている内容は夢物語にすぎませんが…)
しかし、コールドリーディングはメンタリズム系のテクニックの中でも最も習得が難しい技術の一つとされています。
僕自身、2017年頃からコールドリーディングをセミナー等で伝えてきました。
現在、僕のコールドリーディング関連動画はYouTubeで5000回以上再生されています。ですが、いくら理論を伝えても完全習得に至った人は今まで3人程度です。
この記事を多くの人に読んでもらうためには「コールドリーディングは簡単ですよ、誰でも習得できますよ」と書いた方が良いのでしょうが、実際は難しいので正直にお伝えします。
コールドリーディングと失敗
結論からいうと、コールドリーディング習得を難しくしている最大の理由は訓練法を知らないということです。
コールドリーディングを始めると身に染みてわかることですが、とにかく失敗しまくります。恥ずかしいことになりまくります。
多くの初心者はここで「自分にはダメだ」とあきらめてしまいます。
想像してみてください。コミュニケーションが苦手で、女の子にモテたことがない自分が「コールドリーディングを習得して女の子にモテるんだ!」と意気込んで訓練を始めたとします。
カッコよく「あなたは人間関係に悩んでいますね」というと相手の女の子は「え、全然ちがうんだけど、むしろお金に悩んでるわ」なんて言われた暁には、恥ずかしくて目も当てられませんよね。
メチャクチャカッコ悪い。
けれど、これが現実です。
実際、このような失敗はどんな大物コールドリーダーでもやらかします。ここを「そんなもんだよな」と流せる人はコールドリーディングを習得する素質があります。
コールドリーディングと訓練
コールドリーディングは最初は失敗しまくる。恥をかきまくる。まずはこのことを頭に入れておきましょう。
そうすれば必ず訪れる失敗が起きても「そんなもんだよな」と思い直せます。
さて、その上でここからは、具体的なコールドリーディングの訓練法をお伝えします。コールドリーディングの訓練をするために押さえておくべきポイントは次の3つです。
・とにかく実践
・店員から始める
・知り合いにはやらない
一つずつ解説していきます。
とにかく実践
コールドリーディングを習得するために欠かせないのが実践です。
当たり前のように思われるかもしれませんが、僕の経験上、皆さんこの実践が一番できていません。
理論書を読んでばかりで実際に使ったことがないのです。頭の中での訓練しかできていないので習得することは不可能です。
そうではなくて、実践とは「初対面の人に話しかけてコールドリーディングを行う」ことです。コールドリーディング習得はこの繰り返しの中で可能になります。
頭の中でどんなに考えても行動しなければ習得など到底不可能です。思い当たる節がある人もいるのではないでしょうか?
店員から始める
実践とは「初対面の人に話しかけてコールドリーディングを行う」ことだという話をしましたが、この初対面の人とは店員さんのことです(もちろん、迷惑になるので買い物した場合に限る)
練習相手は店員さんです。
店で買い物をして商品を受け取る時に「お姉さんはフレンドリーに見えて、すごく芯がつよそうですよね。本気で似合う服を選んでくれているのがわかりました。」とリーディングする。
ちなみにこれはアンビバレントというテクニックで、一見フレンドリーでふわっとしてそう(表)なのに、すごく芯が強くて、本気で似合う服を選んでくれた(裏)という両面性を指摘するリーディングになります。
これは一例ですが、学んだテクニックを片っ端から実践していくことで訓練になります。
知り合いにはやらない
コールドリーディングの訓練をするときにやりがちな失敗の一つが、知り合いにリーディングを行なってしまうことです。
特に家族や親友、奥さんや彼女に行うのはナンセンスです。
なぜなら、それらの人たちはあなたが特別な能力を持った人ではないことをよく知っているからです。あなたのことを凡人だと知っているからです。
コールドリーディングの重要な概念の一つにサトルティがあります。
サトルティとはコールドリーダーの態度のことであり、これがないとコールドリーディングは上手くいきません。
汚らしい格好の人が若い女の子に「あなたは人間関係の悩みがありますね」などと言っても「気持ち悪い」と言われるのがオチでしょう。
しかし、同じことを清潔感があり、人気占い師という肩書がある人に言われたらどうでしょうか?
しかも、もし人間関係の悩みを本当に抱えていたとしたら「この人はすごい能力があるのかも!」となることでしょう。これがサトルティです。
サトルティを利用するためには初対面であるということが重要です。
未知数だからこそ期待されやすくなります。なので、最初から素性がバレている知り合いにコールドリーディングを行ってはいけません。
紹介した3つの訓練ポイントを押さえてコールドリーディングを行うと相当上達するでしょう。読んだら即実践してみてください。
下記の記事も参考にしてみてください↓
【関連記事】コールドリーディング本はたった2冊読むだけでOK
というわけで、今回は以上です。