[word_balloon id=”2″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”false” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”false”]にコールドリーディングを一通り勉強したんだけど、いざ実践したら失敗しまくり。初心者でも失敗しないコツってあるの?[/word_balloon]
こういった疑問にお答えします。
コールドリーディングとは、相手の心を読んだように見せかける話術のことです。
この技術は占い師・詐欺師が古くから使ってきたテクニックで約2000年の歴史があるとされます。
ちなみにコールドリーディングは、メンタリズムの1つのテクニックにもカウントされるものです。
メンタリズムとは心理学やマジックなどの知識を活かして超常現象を再現するエンターテイメントです。
習得すればかなりの武器になるコールドリーディングですが、メンタリズム系のテクニックの中では難しく、挫折する人があとを断ちません。(もちろん、社会的にはこれでいいのかもしれませんが・・・)
とはいえ、本気で習得したいという方もいると思いますし、占い師や詐欺師に騙されない防衛のためにも詳しく技術を開示することは意味あることだと考えています。
そこで、本記事では、コールドリーディングに失敗しないためのコツを3つ紹介していきます。
※この記事はコールドリーディングをある程度、学んだ人に応用として解説したものになります。
初めての方は以下の記事・動画を見てから読み進められることをオススメします。
<記事>【コールドリーディング】占い師・詐欺師の手法完全解説してみた
どうやったらコールドリーディングでの失敗を防ぐことができるか?
結論は以下の3つです。
・最初の頃の失敗は当たり前
・自分が何者か名乗る
・リーディングを継続する
これらのポイントを押さえることでコールドリーディングの失敗は大幅に防ぐことができます。
1つずつ順に解説していきたいと思います。
最初の頃の失敗は当たり前
まず押さえておいてほしいことは、最初の頃の失敗は当たり前だということです。
どんなにコールドリーディングが上手い人でも最初は失敗ばかり、恥ずかしい思いばかりしています。
この点を認識してほしいと思います。
たとえば「あなたは明るタイプですね」とリーディングしたら、「いえ、暗いタイプですよ」と返される。
これめちゃくちゃカッコ悪くて恥ずかしいですよね。
しかし、なんでもそうですが最初の頃は失敗するのは当たり前です。
自転車にスイスイ乗れるのは、子どもの頃、膝を擦り剥きながら練習したからです。
コールドリーディングは失敗すると恥ずかしい状態になるので、一度の失敗で自分には無理だと感じてしまう人も多いです。
ですが、最初はみんな失敗するんだと認識していれば、失敗しても「そんなもんだよな」と思えて継続することができます。
ちなみにある占い師が初心者の頃、世界中の有名占い師にコールドリーディングのコツを聞きにいったところ、みんな口をそろえて「実践すること」と答えたそうです。
それほど失敗を恐れず実践を重ねることは、コールドリーディングを習得するために必要なことなのです。
「最初の頃の失敗は当たり前」ここは常に頭に置いておいてください。
自分が何者かを名乗る
コールドリーディングをいざ始めると一度はぶち当たる壁が「相手に怖いと思われる」という問題です。
これが原因で挫折する人も多いです。
しかも、不可解なのは相手に怖いと思われるのは、自分のリーディングが当たったときなんですね。
当たっているのにドン引きされる。この矛盾がなぜ起こるのか?ということです。
結論いうと、自分が何者かを名乗っていないから相手に怖がられます。
考えてもみてください。
たとえば、あなたが全然知らない人から「最近、彼女(彼氏)にフラれましたね?」と突然当てられたらどうでしょうか?
気持ち悪いですよね。
これが知らないおじさんが女の子に言ったとしたらどうでしょうか?
余計気持ち悪いですよね。ドン引きです。
コールドリーディングを始める前には、必ず自分が何者であるか相手に名乗る必要があります。
名乗らないコールドリーディングは、相手からすると知らないおじさんが気持ち悪いことを話しかけてきたという状態です。
ここを認識していない人はかなり多いです。
だから、失敗します。
「自分は心理学を勉強していたら心が読めるようになりまして・・・」
「自分は占いを勉強していてだんだん心が読めるようになりまして・・・」
もちろん、これらは嘘ですよ。コールドリーディング自体が嘘を利用したものですからね。
しかし、このように自分がなぜコールドリーディングができるのか?という理由を明示しなければ、相手からするとただ怖い人という印象をもたれるだけです。
リーディングを継続する
コールドリーディングを行う初心者がよくやる最後の失敗は、リーディングが継続できないことです。
たとえば、
「あなたは普段明るいですが、ひとりになると結構落ち込むタイプじゃないですか?」
「そうなんです!なんでわかったんですか!すごい!」
「・・・」
これは当たったけど次どうすれば良いかがわからないという状態です。
継続ができていない状態ですね。
コールドリーディングの継続を解決する鍵は、ライトハンドシステムという技術にあります。
ライトハンドシステムとは石井裕之さんが提唱したテクニックで、右手の指をリーディング内容に見たてるというものです。
親指:親分肌
人差し指:人が好き
中指:現在
薬指:情緒
小指:子供っぽい
明るそうな人を見つけたらこれらを使ってリーディングします。(※この技法は暗い人には使えないので注意)
<ライトハンドシステムリーディング例>
親指:「あなたは人からよく頼られるタイプではありませんか?」
「相手の反応」
人差し指:「あなたが人から頼られるというのは、あなた自身が人が好きだからではありませんか?」
「相手の反応」
中指「あなたは過去にクヨクヨするというよりかは今を楽しみたいタイプではありませんか?」
「相手の反応」
薬指「あなたはわりと自分の気持ちを素直に表現するタイプではありませんか?」
「相手の反応」
小指「自立してしっかりされている反面、ちょっとやんちゃ心というか子ども心も持ち合わせているのではありませんか?」
「相手の反応」
このようにライトハンドシステムを利用すればリーディングを一定時間継続することができます。
リーディングが途切れ、気まずくなるのを防いでくれますし、相手にも満足感を与えることができます。
また、コールドリーディングを行う側も自分の指を見ながらリーディングすることができるのでとても簡単です。
以上、3つのポイントを押さえることでコールドリーディングはかなり失敗しにくくなります。
本記事の内容は動画でも解説していますので、そちらも併せて参考にしてみてください。
<動画>コールドリーディングを始める前に知っておきたかった3つのこと
というわけで、今回は以上です。
<参考文献>
石井裕之『なぜ占い師は信用されるのか?』
石井浩之『コールドリーディング』