セルフイメージは外部からの入力で決まる

自分にはこれくらいの能力しかない。
あなたは自分の限界を現実に照らし合わせて判断していませんか?

もしそうであるなら危険です。
「自分にはこれくらいの能力しかない」というあなたのセルフイメージは、外部からあなたに入力された情報だからです。

私たちは幼少期より、母親・先生・周りの大人など外部の人たちから大きく影響を受けています。
人間の思考は言葉によって成り立っていますから、外部から悪い言葉を入力され、それを受け入れてしまうと大変なことになります。

現在、あなたが持っている思考パターンは遺伝的な要素に加えて、どのような環境で育ったかに左右されます。
ある心理学の研究によると遺伝的な要素を除いて自分を変えることができる領域は40%程度だということが明らかにされています(リボミュスキー, 2012)。

言い換えれば、この40%は環境要因を変えることで、性格はある程度変化させることが可能です。
「自分にはこれくらいの能力しかない」というあなたのセルフイメージは、40%の変動可能な領域において入力されたものに過ぎません。

つまり、私たちの性格の60%は、あらかじめある程度決定しており、残りの40%は変化させることが可能だということです。
そして、その40%を決定するのは外部から入力された言葉であり、その言葉をあなた自身が受け入れたことによります。

この入力される言葉が良い言葉か悪い言葉なのかによって、この40%の領域が決定します。

放っておいても外部からの入力というものは自然に行われますので、私たちができることはこの外部からの入力を受け入れないということだけです。

外部の入力してくる人がどのような性格の人で、どんな言葉をかけてくる人なのかは全てどのような環境に生まれたかという運によります。

この生まれつきに左右される点に注目してもどうしようもないので、変えられる可能性のある領域に目を向けましょう。

外部入力を選別する

外部からの入力を自分のものとして受け入れなければ良いということはわかったと思います。

しかし、どうやって外部からの入力をかわせば良いのでしょうか?

その答えは、受け入れる言葉と受け入れない言葉を意識的に選別することです。

そのために必要なのは、外部から情報が入力されそうになっていることに気づくことです。

気づくことができなければ、対応のしようがありませんからね。

まずは人間の思考や性格の40%は、外部からの情報入力によって決定するということを頭に置いておきましょう。

その上で、外部からの言葉を選別します。

例えば、あなたが何か失敗した時に親から「本当にあなたはいつも失敗ばかりするんだから」と嫌味を言われたとします。

これは紛れもない外部からの入力です。

この言葉をそのまま受け取ってしまったら、あなたのセルフイメージはネガティブなものになってしまいます。

そこで「証拠はあるか?」と自分に問いかけてみましょう。

「本当にあなたはいつも失敗ばかりするんだから」

この言葉に対して、「証拠はあるか?」と考えるのです。

すると、証拠なんてないことがわかります。

失敗するのは「いつも」ではないし、成功している時もあるはずです。

成功が見えない

この文章を読んで、「私には成功している時なんてありません」と、もしあなたが感じているならば危険な状態です。

なぜなら、あなたには成功が見えていないからです。

通常、人は失敗と成功を繰り返しながら生きています。

どんなに失敗ばかりすると嘆いている人にも成功した体験はあります。

もちろん、成功の数が多いか失敗の数が多いかという問題はあるでしょうが、両方経験しているのが人間です。

しかし、成功したという体験が全く見当たらない人は、自分が客観的に成功していたとしても見えていない可能性があります。

人間という生き物は、その生存的特性から成功よりも失敗をよく記憶するようにできています。

失敗というのは命の危険に直接関わるものだからです。

ですが、あまりに失敗に注目しすぎると、ネガティブになったり、何かをすることが怖くなったりして、日常生活に支障をきたし出します。

成功が全く見当たらないという人は失敗への注目が過度になっている認知の歪みが生じている可能性があります。

この外部からの情報に対して1つずつ「証拠はあるか?」と問い、受け入れるか否かを選別する方法は、認知の歪みの修正も行います。

これは受け入れるけれど、これは受け入れない。

外部からもたらされる1つひとつの言葉をよく吟味してください。

地味な作業に思えるかもしれませんが、筋トレと同じく、毎日コツコツと継続して行うことが重要です。

ぜひ今日から始めてみてください。

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