【厳選】即戦力になるビジネス心理学本を5冊紹介してみた

『NYのセラピストが教える自分で心を手当する方法』ガイ・ウィンチ

この本はニューヨークで人気の臨床心理士が、自分で自分の心を守るための方法をまとめた本です。

心理学的に正しい自分の「心の手当」の方法がわかります。

 

特に「ネガティブループの断ち切り方」や「謝罪の心理学」は身につけておくとすぐに役立ちます。

最新の心理学では、ネガティブ感情に襲われた時、「注意をそらすこと」が効果的だと言われており、この本には注意をそらすための方法がわかりやすく書かれています。

 

ビジネスマンの最大の敵は「ストレス」です。

心の健康が守られていないとうつ病になるリスクが増え、仕事どころではありません。

 

この本を読むことで、ストレスを感じた時の応急措置が学べます。

自分の心をケアする応急箱を常に持っておけるので、安心してストレスフルな仕事にも臨めます。

 

『ファスト&スロー』ダニエル・カーネマン

心理学者でありながら、ノーベル経済学賞を受賞するという異例の経歴を持つダニエル・カーネマンの著書。

行動経済学について詳細に書かれた本です。

行動経済学とは心理経済学のことで、経済学に心理学の知見を取り入れた近年話題の学問です。

 

心理学者であるカーネマンがノーベル経済学賞を受賞したことは「経済学の敗北」と言われるほど衝撃なものでした。

従来の経済学ではホモエコノミカス(合理的人間)を前提に経済活動を考えていました。

しかし、私たち人間は全然合理的ではありません。

 

明日1000円もらえるのと1週間後1100円もらえるのと、あなたならどちらを選択しますか?

従来の経済学では後者が選ばれます。

 

1週間待てば100円多くもらえるからです。

これは合理的に考えれば正しい判断です。

 

しかし、行動経済学の実験によって、多くの人が前者の「明日1000円もらえること」を選択することがわかっています。

これは「今すぐ手に入るものの価値は高く感じられる」という「現在バイアス」が原因です。

 

行動経済学を学ぶことで、人間の行動背景にある心理状態がよくわかります。

「消費者はなぜ商品を買うのか?」

この本を読めば、ビジネスにおいて最も重要な疑問が解決されることでしょう。

 

『FBI捜査官が教えるしぐさの心理学』ジョー・ナヴァロ

接客をしていると「お客さんの心が読めたらな」と思うことはありませんか?

この本はまさにそんな願いを叶えてくれる本です。

 

FBI捜査官は犯人のしぐさにとても敏感で、そこから情報を得るための高い技術を持っています。

この本の著者ジョー・ナヴァロは元FBI捜査官で、長年培ってきたしぐさの指標を詳細に明かしています。

 

例えば、ナヴァロは「ヘソの向き」が人間の関心の向きを表していると書いています。

この法則を知った上で大統領選などを見るととても面白いです。

 

本当に国民のことを考えている大統領候補は、しっかりと会話相手の方にヘソを向けています。

一方、自分のためだけに立候補している人間はヘソが相手の方を向いていません。

 

どんなに言葉や表情で取り繕っても、体は正直です。

ビジネスに活かせるとても実用的な一冊です。

 

『影響力の武器』ロバート.B.チャルディーニ

社会心理学の名著。

影響力の武器とは人間が抗うことのできないあらかじめプログラムされた6つの自動反応のことです。

 

例えば、スーパーで試食したら、なんだか何も買わずに立ち去るのは悪いと考えてしまいます。

仮に何も買わずに立ち去ったとしても罪悪感が残ります。

 

これが自動反応です。

恩を受けたら返さなければいけないと考えてしまうのは、「返報性の法則」と呼ばれる自動反応です。

 

この本の恐ろしいところは、「人間が抗えない反応」を紹介していることです。

影響力の武器を行使されると私たちはどうしようもないのです。

 

ビジネスにおいても影響力の武器を上手く織り交ぜることで説得率が格段に上がります。

影響力の武器が説得の科学書と言われるのもビジネスでの実用性が高いからです。

 

使いすぎ注意のビジネスマン必読の一冊です。

 

『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』ターリ・シャーロット

「事実を示しても人は説得されない」という衝撃の事実を示した脳科学書です。

私たちは誰かを説得しようとする時データを示そうとしますが、これが効果的とは限らないことが明かされています。

 

2015年CNNの番組でトランプ現大統領とカーソンという小児科医が自閉症とワクチンについて対談をしていました。

かつて自閉症の発症とワクチンには関係があるとされていましたが、後の研究で完全に否定されています。

 

カーソンはそのことをトランプに話したのですが、トランプは「ワクチンによってあなたの子どもが自閉症になる」と言い続けました。

これにより国民のワクチン接種率は大幅に低下するという事件が起きました。

 

小児科医という立場、膨大な研究データがありながら、アメリカ国民が選択したのは「自閉症の原因=ワクチン」というトランプの虚言でした。

国民は事実ではなく「恐怖」という感情により説得されたのです。

 

この本ではこのように事実が感情に負けるケースが研究とともに詳細に書かれています。

 

事実や根拠を示せば納得してくれると考えているビジネスマンは多いことでしょう。

プレゼンテーションでは、いかに根拠があるかを主張しようとするはずです。

 

しかし、私たちが正しいと思っていることは、実は正反対だったりします。

真実はぜひこの本をじっくり読んで掴み取ってください。

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