「どうやったら緊張しない自分になれますか?」

この質問は僕がとてもよく受けるものです。

 

今回の記事では、

・なぜ私は緊張しやすいのか?

 

その本質に迫ります。

 

心理学から見た「緊張」

心理学的には緊張は予期不安の結果もたらされます。

予期不安とは「失敗するんじゃないか?」という未来に対する不安のことです。

 

未来に何か嫌なことが起きると考えるから、不安感が襲ってきて緊張するのです。

 

治療法としては逆説志向やエクスポージャなどが挙げられます。

簡単に説明すると、逆説志向とは「緊張するな」をあえて「緊張したい」と考えることで予期不安を消失させる心理療法です。

エクスポージャは緊張場面にあえてさらすことで徐々に慣れて緊張しなくなることを目指す心理療法です。

 

しかし、今回は学問的な心理療法ではなく、もっと日常に即した本質的な緊張の問題についてお伝えしたいと思います。

 

緊張する人としない人の差

あなたは考えたことはありませんか?

「あの人は緊張しないのに、なぜ自分はちょっとしたことで緊張するんだろう?」と。

「世の中は不平等だ。自分も緊張さえしなければ…」と。

 

少なくとも昔の僕は緊張しやすく、そのことに悩んでいました。

 

緊張する人としない人。

その差はどこにあるのか?

 

長い間考え続けた結果、ようやくわかりました。

それは「意識が自分に向いているか、相手に向いているか」の差なのです。

 

緊張しやすい人は常に自分に意識が向いています。

もっとわかりやすく言うと、緊張しやすい人は「自分は周りからどう見られているのか?」に意識が向きすぎているのです。

 

友達と話していても、会社で仕事をしていても、街に出て歩いていても、「自分は周りからどう見られているのか?」ばかりが気になります。

こう言うと、一見、相手に関心を持っているように思えますが実は逆です。

関心の対象は自分に向いているのです。

 

「自分は周りからどう見られているのか?」の中心はあくまで自分です。

ここはとても重要なポイントです。

 

緊張しやすい人は、周りに関心があるのではなく、周りから見られている自分に興味があるのです。

この自分への強い関心が過度な緊張を引き起こしています。

 

逆に緊張しない人は自分なんてそっちのけで、周りに関心があるのです。

 

プレゼンでの具体例

例えば、仕事でのプレゼンの場合を考えてみましょう。

 

緊張しやすい人のプレゼンの中心は「自分が失敗しないこと」です。

自分ができるだけ失敗しないように話そうとします。

意識は自分に向いています。

 

一方、緊張しない人のプレゼンの中心は聞いている顧客など「相手の利益」です。

出来るだけ相手にとってプラスになるように話そうと考えます。

意識は相手に向いています。

 

どちらの方が緊張せずに話せそうですか?

 

もうおわかりですね。

緊張するかしないかは意識の方向によって決まります。

 

自分に意識が向いている人は緊張しますし、相手に意識が向いている人は緊張しません。

あなたが緊張しているなら、それは自分に意識が向いていることを示しています。

緊張しているときはいつでも意識が相手に向かず、自分に戻ってきているのです。

 

緊張に対処する方法

対処法は1つです。

緊張していると感じたら意識を相手に向ける。

 

緊張してダメダメな自分でも構いません。

緊張している自分も含めて自分自身なのですから。

 

自分の伝えたいことを相手に届けるんだという強い思いで、全意識を相手に集中させます。

 

・どう話せば相手はもっとわかりやすいだろうか?
・楽しそうに話を聞いてくれているだろうか?

 

など相手の利益を考え、相手に意識を向けます。

 

相手に全意識が向いたとき、そこに自分は存在しません。

「自分がどう思われているか?」なんて考える余地もないのです。

 

そして、この時、あなたを苦しめる緊張は消えています。

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