80対20の法則とは?

80対20の法則とは、「全体の80%の価値は全体の20%が持っている」という自然界の法則です。

簡単にいうと、価値があるのは全体の20%だという法則です。

発見者はリチャード・コッチです。

 

80対20の法則は「働きアリの法則」「パレートの法則」とも呼ばれます。

 

働きアリの実験

80対20の法則を裏付けるアリの実験があります。

前提として、アリの巣に存在する働きアリの割合は以下の比率です。

・優秀な働きアリ=20%

・普通の働きアリ=60%

・怠け者の働きアリ=20%

巣全体の生産性の80%は、優秀な働きアリが担っています。

 

研究者はいくつかのアリの巣から同じ割合で優秀な働きアリのみを集めてきました。

そして、それらのアリたちをまとめて一つの巣を作らせました。

 

理論的に考えれば、研究者たちが新しく作った巣は100%優秀なアリたちで構成されています。

・優秀な働きアリ=100%

 

確かに直後はそうなのですが、時間が経つと変化が起きていました。

・優秀な働きアリ=20%

・普通の働きアリ=60%

・怠け者の働きアリ=20%

 

元のアリの巣の割合に戻っていたのでした。

このことから「80対20の法則」は自然界の法則であると結論づけられています。

また、働きアリを使った実験を行なったことから「働きアリの法則」と呼ばれるようになりました。

 

ノイズ

80対20の法則は私たちに何を伝えたいのでしょうか?

それは「自然界には法則がある」ということです。

重要なものは少数に宿る。

これが80対20の法則が私たちに示唆していることです。

 

私たちの周りにあふれる多くのものは重要ではありません。

価値がないのです。

このように価値なきもののことを『エッセンシャル思考』の著者グレッグ・マキューンは「ノイズ」と呼んでいます。

 

マキューンの言葉を借りれば、私たちの生活はノイズであふれています。

生産性のない会議、終わらないメールチェック、無駄な人間関係など。

世の中はノイズまみれです。

 

80対20の法則を学べば、ノイズから解放されて重要なものにだけ目を向けることができます。

 

80対20の法則と人間関係

80対20の法則は自然界の法則であり、あらゆる分野で役立つ考え方です。

例として、80対20の法則を人間関係に適応するとどうなるのか考えてみましょう。

 

まず、あなたにとって重要な他者を20人書き出してみましょう。

友達が多いなら、練りに練って考えなければならないでしょうし、友達が少ないならすんなり決まるはずです。

リストアップしてみましょう。

 

やることはそれだけです。

あとはリストアップした20人の人間は大切に扱い、それ以外の人とはほどほどにコミュニケーションを取ります。

つまり、あなたにとって重要な20人のみ大切にします。

 

人間関係の悩みに苦しんでいる人が陥る原因は一つです。

・全員に好かれようとしてしまう

 

全員に好かれることは無理です。

私たち自身に「好きな人」・「嫌いな人」がいるように、相手にも「好きな人」・「嫌いな人」がいます。

あなたがどんなに一生懸命好かれようとしても「嫌い」と思われることはあります。

運の問題です。

 

「相手が自分のことを好きなのか?」という視点から人間関係を作ろうとすると、運の要素が入り込んでしまうのでストレスが溜まります。

しかし、「自分が相手のことを好きかどうか?」という視点から人間関係を作ろうとすると、上手くいきます。

 

そして、「自分が相手のことを好きかどうか?」という視点から選んだのが先ほどリストアップした20人です。

この20人だけを大切にすれば良いのです。

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