【厳選】絶対読みたい心理学のおすすめ学術書10選

この記事では、国立大学院で心理学を専攻している僕が、心理学の良書をお伝えします。

「心理学本を紹介する」という記事は検索すればたくさん出てきますが、「相手の心を見抜く〜」とか「恋愛で使える〜」とか、学問としての心理学書とは言えない書籍を紹介しているものが多いと感じます。

そこで、心理学の専門家としての視点で、心理学の良書をご紹介します。

「巷に溢れる書籍じゃ物足りない!」と思っている方(僕もですが。笑)が満足できる書籍を厳選しました。

大学の心理学部生やこれから心理学を学びたいと思っている方は是非参考にしてください。

ちなみに心理学研究は日々進歩しているので、購入するなら全て最新版にしましょう。

 

<基礎心理学>

『心理学』

「大学の心理学の教科書と言えばこれ!」というぐらい有名なおすすめ本です。

東大の心理学部でも教科書として使われているそうです。

内容はとにかく基礎心理学を網羅していて、その解説は詳細です。

「もれなく網羅している」というイメージですね。

ただ、初学者にとっては、やや難解でしょう。

 

『心理学(有斐閣)』

こちらも心理学部の教科書としても使われる本です。

上記の「心理学」の本に比べると、ページ数がかなり多いです。

しかし、わかりやすい言葉で書かれており、かつ抑えておくべき知識もきちんと網羅してあります。

これは有斐閣シリーズ全体の特徴だとも言えます。

ページ数は多いですが、学術書体が苦手な人はこちらの方が読みやすいと思います。

 

『ヒルガードの心理学』

言わずと知れた心理学の名著です。

1000Pに及ぶ膨大なページ数ですが、カラーで、説明もわかりやすく、詳しい本です。

辞書的な使い方をすると学習を加速させてくれます。

2万円ほどするのがネックですが、元値は十分取れる良書です。

 

<臨床心理学>

『臨床心理学(有斐閣)』

臨床心理学の全体像を詳しく学ぶとなると、この本に絞られると思います。

ページ数はそれなりに多いですが、わかりやすくて詳しい、という良書です。

僕もよく読み返しています。

臨床心理学のテキストとしては、『よくわかる臨床心理学』が有名ですが、内容の深さはありません。

個人的にはこちらをお勧めしています。

 

『心理学辞典(有斐閣)』

わからない単語や詳しく知りたい単語がある時に、この辞典があるととても便利です。

臨床心理学に限らず、心理学全般を網羅するスタンダードな辞典です。

心理学を学ぶなら、一冊は置いておきたい良書です。

 

<社会心理学>

『影響力の武器』

世界的な名著。

僕が最もおすすめする書籍であり、人生のバイブルです。

人間が持つ6つの自動反応について詳細に記載があり、心理学を学ぶ全ての人が一度は読んでおくべき最良書です。

いまだに僕は行き詰った時、この本を何度も読み返しています。

 

『PER-SUASION』

『影響力の武器』の著者であるロバート.B.チャルディーニの最新作。

『影響力の武器』では、人間の自動反応について記載されていましたが、この本では、自動反応をより効果的に利用するための「下準備」がテーマになっています。

『影響力の武器』と合わせて必読の本です。

 

<神経科学>

『カンデル神経科学』

神経科学の名著。

ノーベル医学生理学賞を受賞したエリック.R.カンデルの著書。

1500ページを超える大ボリュームであり、この本に載っていない神経科学の知識はないというぐらい網羅されています。

医者レベルで学びたい人向けです。

 

『カールソン神経科学テキスト』

『カンデル神経科学』は良書ですが、『ヒルガードの心理学』よりも大きくて重く、図書館で読んでいると明らかに浮くほどです。笑

そこでコンパクトにまとまった本(とはいえそこそこ大きい)としては、『カールソン神経科学テキスト』がお勧めです。

平易な文章で、かつ内容が濃いです。

僕はこの本がとても好きで、暇さえあればずっと読んでいます。

 

『臨床脳科学』

『カンデル神経科学』と『カールソン神経科学テキスト』は、どちらかというと医者向けの本ですが、『臨床脳科学』は心理士向けです。

とにかく最新の神経科学の知見を簡潔にわかりやすくまとめてあります。

ページ数も200ページほどで、スラスラ読めます。

とりあえず「精神疾患は、神経科学から見るとどうなっているのか?」を知りたい人には、最適な本です。

 

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